九州の北西部に位置し、海や山の豊かな恵みを受ける佐賀県。
肥前の国としてのさまざまな歴史あふれる県内には、松浦川や嘉瀬川をはじめとする河川によって、素晴らしい自然と風景が育まれています。
水道水や工業用水の供給、発電など、5つの目的を持つ松浦川水系厳木ダム。
付近の住民の生活用水としての役割を担う嘉瀬川大堰。
ほかにも、県内を流れるいくつもの川は、人々の暮らしと密接にかかわり合い、自然と支え合いながら、美しい姿を私たちに見せてくれます。
●1.天山発電所
●2.天山スキー場
●3.多久聖廟(たくせいびょう)
●4.虹の松原(にじのまつばら)
●5.曳山(ひきやま)
●6.伊万里大橋
天山エリア (画像1,2,3)
春や夏はハイキング、秋は紅葉、そして冬はスキー。年間を通じて多くの観光客でにぎわう天山は、県立自然公園に指定されている。透明な空気、緑のそよぐ音や鳥たちのさえずり、川のせせらぎ…、豊かな自然が人々を魅了してやまない。また、松浦川上流に位置する厳木ダムは、湖畔に展望公園やスポーツ公園などがあり、自然を満喫できるドライブコースとしても人気。
唐津・伊万里エリア (画像4,5,6)
玄海国定公園に指定されている唐津は、白砂青松の海岸線が美しい虹の松原や唐津湾を一望できる鏡山、唐津城など、潮風に吹かれながらの観光を楽しめる。一方の伊万里は、飾り気のない素朴な町並みが続き、焼き物をはじめフルーツや伊万里牛の産地としても有名。海や山里の恵みを受ける二つのエリアは、それぞれ違った表情で訪れる人を楽しませてくれる。
有田・鹿島・武雄エリア (画像7,8,9,10)
焼き物を通じて磁器の美にふれる有田。さまざまな生き物がすむ干潟の海を抱える鹿島。そして県内有数の温泉地として知られる武雄。隣接する3つの町は、どこも全く異なる個性を持っている。が、それぞれに佐賀県特有の持ち味である素朴さとおおらかさを生かしたこだわりの町づくりを実現。現在では全国的にその名が知られるエリアになりつつある。
吉野ヶ里エリア (画像11,12)
弥生時代後期における日本最大規模の環濠集落として知られる吉野ヶ里遺跡。2000年前の集落の一部を復元した国営吉野ヶ里歴史公園は、県内の代表的な観光地として多くの人々が訪れている。そばには県立自然公園に指定されている脊振山がそびえ、その周辺は桜やツツジなど四季折々の花の名所・高取山公園や三段滝など、自然を満喫できるスポットも多い。
川上峡エリア (画像13,14)
「九州の嵐山」と称される川上峡は、脊振山系に源流を持つ嘉瀬川の上流に位置する。季節ごとに美しい自然の風景を醸し出す付近一帯は、嘉瀬川の清流によって育まれた、とっておきの景勝地だ。付近には、平安から安土桃山時代の古文書が保管されている実相院、県内一の前方後円墳・船塚古墳などがあり、肥前国の豊かな歴史を静かに物語っている。
佐賀市エリア (画像15,16,17)
城下町ならではのしっとりとした風情を漂わせる佐賀市内。鍋島藩36万石の佐賀城址を中心に、松原神社や佐嘉神社、高伝寺など鍋島家ゆかりの神社・仏閣が点在する。市内を流れる松原川沿いには、街路灯や石灯籠を配した石畳の歩道が続き、市民の憩いの場としても親しまれている。随所にめぐらされた堀割が、ゆったりとした時の流れを彩るエリアだ。
●7.有田の街並み
●8.県立宇宙科学館
●9.武雄温泉楼門
●10.鹿島・祐徳稲荷神社
●11.広滝第一発電所(日本の近代土木遺産指定)
●12.国営吉野ヶ里歴史公園