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毎年恒例の「水辺だよりモニター会議」が、今年は長崎市で開催されました。今年で12回目となる今回の会議では、長崎県の増川前隆さん、大分県の綾部邦彦さんのお二人が初参加。皆さんからいただいた貴重なご意見は、今後の「水辺だより」の制作に生かしていきたいと考えています。
参加モニター
天本 豊子さん (福岡県/21世紀の河川を考える会)
中島 重徳さん (福岡県/NPO法人福岡県ほたるの会)
山中 順子さん (佐賀県/水辺だよりモニター)
増川 前隆さん (長崎県/郡川の自然に親しむ会)
綾部 邦彦さん (大分県/桂川を未来へつなぐ会)
川野 由紀子さん (熊本県/くまもと川の女性フォーラム)
川口 道子さん (宮崎県/「月刊情報タウンみやざき」刊行)
山野 真理さん (鹿児島県/水のえがおの会)

開催日 平成17年11月7日(月)・8日(火)
場 所 長崎厚生年金会館 長崎厚生年金会館

モニター会議

模型を使って意見交換

河川視察=中島川 昭和57年の水害後の河川改修の現状の説明を聞く

河川視察=本明川 事業の現状の説明を聞く

ここ数年、河川に対する地域住民の方々の関心が非常に高まり、水辺の環境が大変重要視されています。今後の私たちの課題は、水辺の整備や保全に対する地域の方々の要請に的確に応えることです」。午後2時から始まったモニター会議は、長崎県河川課の田淵博さんのこのような挨拶で始まりました。

まず、一人ひとりのモニターさんが自己紹介を行い、現在の川に関する活動などについて報告。その後、いよいよ会議の本題ともいうべき、「水辺だより」に関する感想・意見などを述べ合うことに。各モニターさんの感想として、以下のようなお話をいただきました。

鹿児島県・山野さん「難しい漢字には読み仮名をつけてほしいとか、技術者の方の話をもうすこしやわらかくとか、モニター会議で出された意見が次からの『水辺だより』にきちんと反映されていることがうれしいです」。福岡県・天本さん「(72号をご覧になって)表紙に魚などの写真が載っているのは、子どもにも分かりやすくて非常にいいと思います。大分県・綾部さん「他の会の活動の記事はとても参考になります」。長崎県・増川さん「ためになる記事がたくさん掲載されているので、今後は川について自分なりに勉強したいと思いました」。熊本県・川野さん「素敵な記事がたくさんありますが、特に川紀行は見応えがあります」。宮崎県・川口さん「いつも楽しく読ませていただいています。何より写真が素晴らしいです」。佐賀県・山中さん「貴重な体験を綴った『語り継ごう災害』のコーナーはずっと続けてほしいと思います」。福岡県・中島さん「小学校などの授業や関係機関の会合などの時にも『水辺だより』を活用しています」。

皆さんからは、いろいろなご意見や要望もいただきました。その主な内容は以下の通りです。川の祭りや川にまつわる職人さんなどの“匠”を紹介してほしい/モニターも積極的に投稿してほしい/裏表紙の写真にもどこの県のものなのか入れてほしい/見出しを多くして、すべて読まなくても内容が分かるようにしてほしい。

これらのご意見を取り入れながら、さらに充実した誌面作りを目指します。

意見交換の後は、各県の河川課の職員が、現在の取り組みについて発表。その内容に関してもモニターさんと質疑応答を行い、とても内容の濃い3時間の会議となりました。

今回は、長崎市の中島川、諫早市の本明川の2河川の視察を実施。中島川では、河川の数カ所のポイントをめぐりながら、昭和57年の水害後の河川改修の現状についての説明がありました。現時点での河川改修の問題点、整備の具体的な内容など専門的な話も出ましたが、皆さんとても興味深く話を聞いていたようです。

本明川は環境の影響で、生態系に変化が生じています。以前は少なかったセイタカアワダチソウなどの外来種の植物が増えているた め、長崎河川国道事務所では現在、この場所にヨシ原を再生させる取り組みを開始。現在の状況と今後の目標、問題点などについての説明を受けました。その後、出席者全員で河口付近の野原を散策。思った以上に豊富な植物の種類や、より自然の状態が残っている川の様子に驚かされました。

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