平成16年10月、福岡県直方市に新しくオープンした「遠賀川水辺館」。地域の人々と遠賀川との交流拠点として幅広く利用できるようにと、住民のさまざまな意見を取り入れて完成しました。館内の水槽には遠賀川に棲む魚たちが泳ぎ、目の前をゆったりと流れる川の様子を存分に眺めることができます。また、週末を中心に開催されるいろいろなイベントには、毎回大勢の子どもたちが参加。楽しみながら川を学んでいます。
ガラス張りの広々と開放的なスペース。
ロビー
光がふんだんに射し込む吹き抜けのロビー。川に関する写真パネルや資料などが展示され、水槽で泳ぐ川の魚たちの姿を観察することもできます。大きな窓からは遠賀川や周囲の自然が素晴らしい、くつろぎの空間です。
遙かにそびえる福智山と川の姿を一望。
展望フロア
水辺館は、ちょうど遠賀川と彦山川の合流地点にあたります。屋上の展望フロアに上がると、二つの川の姿と、川を見守るようにそびえる福智山の雄々しい姿を一望できます。毎年春に、河川敷に咲き乱れるチューリップや菜の花の観賞スポットとしてもおすすめです。
水辺館横の、もうひとつの川のステージ。
春の小川
「春の小川」は昔ながらの自然な「川」をイメージし、川の蛇行やビオトープなどによって、川の様子をあらゆる角度から見ることができます。
生き物や水質、川のはたらきなどを実際に見て・触れて・楽しむことができ、環境学習や体験学習も行うことができます。
写真の展示やイベントの開催に利用。
地域交流ホール
遠賀川流域で見られる野鳥などの写真を展示。窓越しに、川で遊ぶ鳥たちの様子を自由に楽しめるよう、バードウオッチング用の望遠鏡も設置しています。また、館内で開催されるさまざまなイベントの会場としても使われるスペースです。
遠賀川の歴史をビデオで学ぼう。
多目的ホール
会議などに使われる他、「知ってる?遠賀川のこと」と題されたビデオを随時、上映中。川の自然や、流域の人々との暮らしの歴史、これまでに行われた改修工事について、また、流域のいろいろな活用法などを分かりやすく鑑賞できます。
バードウオッチング、スケッチ大会、生きもの教室、川教室、水質調査などなど、水辺館では川づくり交流会のメンバーによる催しを毎月、週末を中心に開催。子どもたちにとって、これらのイベントは自然と親しみ、川を知る貴重な体験です。
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