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新技術新工法説明会を終えて

国土交通省 九州技術事務所
 建設専門官
荒 川 直 樹

国上交通省 九州技術事務所
 技術情報課 管理係長
井 上 智 介

はじめに
わが国は,真に豊かな未来を創るため,科学技術創造立国を目指しています。
新技術新工法説明会(以下,新技術説明会という)は,新技術の普及促進を目的として平成4年度から毎年5月から6月頃実施しています。
平成13年度は,「環境・リサイクル,情報化,省人化,維持管理」をテーマとしました。

1 新技術活用促進システム
新技術活用促進システムは,平成10年度に構築し,民間等で開発された新技術を全国ベースで収集・登録・電子化し,これを新技術情報提供システム(以下NETIS)として閲覧・検索でき,適用性等評価を行って現場で活用し,活用後評価を行って,その結果をNETISに登録する新技術の活用促進を図るシステムです。
平成13年4月からインターネットによるNETIS登録技術の公開を行っています。

2 今回の新技術選定
NETISの登録技術,および,建設技術フェア2000の出展技術の中から,テーマに該当する技術を抽出し,九州管内の各工事事務所と各県による現場要望の多かった65技術を選定しました。
内訳は,環境:11技術,リサイクル:11技術,情報化:14技術,省人化:26技術,維持管理:3技術となっています。
各開催地ごとに,民間開発技術:16技術,および,国・県の活用事例の報告をそれぞれ1技術,2会場に分け実施しました(表ー1)。
また,第3会場で,新技術施工事例のパネル展示および新技術のビデオ放映等を実施しました。

3 開催地および参加状況
開催地は,九州の7県の県庁所在地で開催しました。
各開催地ごとの参加状況は,図ー1のとおりで,全体で1,871名でした。福岡会場が最も多くの参加者数となっています。
また,所属別参加状祝は,図ー2のとおりで,建設業が最も多くの参加者数となっています。

4 マスコミ等の取材
マスコミの取材は,テレビ:NHK鹿児島放送局,鹿児島放送,テレビ大分,サガテレビ,NHK宮崎放送局の5放送局と新聞:西日本新聞,建設新聞,読売新聞,長崎新聞,長崎建設新聞,大分建設新聞,熊本日日新聞の7社の取材を受けました。

おわりに
真に豊かな未来を創る技術立国を達成するため,新技術の活用が期待されています。
新技術の中には,歩掛や施工管理基準が整備されていない技術がありますが,新技術を活用することにより,「良いものを安く環境や安全等にも配慮して最適期に調達し国民に提供する」ことができるとされています。
各現場ごとにニーズや現場条件等に相応しい技術をNETIS等で検索して,できるだけ多くの現場で新技術を活用することが重要です。

補遺
一般用公開「NETIS」のアドレス:
 http://www.kangi.ktr.mlit.go.jp/netis/netisnome.asp

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