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ガタ土除去機械の導入

有明海に注ぐ六角川等では,ガタ土がゲート下部に堆積しゲートの開閉に支障をきたすなど河川構造物等の維持管理に長年悩まされてきた。これまでは,マイクロポンプ浚渫船によりガタ土を除去してきたが多大な費用が掛かってきた。しかも,ガタ土の性質上一度除去しても再度堆積するため,繰り返し除去することを余儀なくされてきた。
このことから武雄工事事務所では,アルミ製船体に作業時の船体固定のためのアームを架装し,スクリューの推進力を利用してガタ土を攪拌することにより,堆積ガタ土を除去する装置を開発,導入した。装置は簡易な船体であり、容易に取り扱うことができる。ガタ土の除去方法は、船体をアームで固定し,スクリューを正転(前進側)させることによりガタ土を後方へ飛散させる。
上の写真は六角川河口部に堆積したガタ土の状況で,下の写真はガタ土除去機械により堆積ガタ土を試験除去しているところである。写真でもわかるように,除去したガタ土は河川水と一緒に流下する。このため,浚渫後のガタ土の処理が必要な従来方法に比べて,大きくコスト縮減を図ることができた。

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