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水辺で多く見られる昆虫といえば、トンボやホタル。幼虫が水の中でくらすこれらの昆虫にとって、水辺は産卵場所なのです。もちろん、ずっと川の中で生活している昆虫もいろいろな種類がいます。どんな虫が、どんなふうに泳いだり動いたりしてるか、エサをとっているか、じっくり観察してみましょう。でも決していたずらしたり、無理につかまえたりしないでね!

ここでは、比較的見つけやすい昆虫たちをご紹介します。

大きなメガネをかけているように見えるところから、この名がついたトンボ。大きな川の下流や池、湖などに生息しています。メスは水面近くの植物にとまって、おなかの先を水につけて卵をばらまくように産卵します。

黒いはねが特徴のトンボ。川の中流域のゆるやかな流れの周囲でよく見つけることができます。メスは水中にはえている水草の茎に卵をうみます。

川の上流から中流にかけて、川岸の草や石にとまっている姿をよく見かけます。羽化した直後は川からいったん離れ、林の中で生活する時期があるトンボです。

川の流れがゆるやかな場所、池や沼などでみつかるおなじみの昆虫。エサは水面に落ちた昆虫などで、つかまえて体液を吸います。長い距離を移動する場合は、植物やくいなどに登り、はねを乾かしてから飛んでいきます。

主に小川や池などに生息しています。複眼が水面部分でふたつに分かれて、空中と水中を一度に見ることができる機能を持った昆虫。水面に落ちてきた昆虫をとらえて食べます。

小川や水田などに生息する水生カメムシ。前足を交互に動かして泳ぐ姿がタイコをうっているように見えるところからこの名がつきました。水生昆虫やオタマジャクシなどの体液を吸ってエサとしています。

小川や池などで見られますが、プールなどで見つかることもあります。体全体がうす茶色で、頭の後ろに黒い模様があるのが特徴です。エサは水生昆虫や小魚など。

ユニークな名前が印象的な、トンボに似た昆虫。川の上流や中流のまわりで見かけます。川岸にはえているクヌギなどの木にとまり、樹液を吸います。幼虫は小石のたくさんある川の中で生活し、水中の生きものをエサにしています。

このシリーズは今回が最終回です。みんな、楽しく読んでくれたかな。ここ数年から数十年の間で、川も、川にすむいろんな生きものや植物も、どんどんその数が減っています。だからこそ、僕たち人間は、もっと川を守らなくちゃいけないんだ。僕たちがすむ地球がゆたかになるように、そしてみんなが平和に生活できるように、ずっと川を大切にしてね! 約束だよ!

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