川の生きものを、育ててみよう。
こんにちは!みんなと一緒に楽しく川に親しんでいるリバーくんです。魚、カエル、ザリガニ、カニ…川にはいろいろな生きものがすんでいるよね。 今回は、川の仲間たちをつかまえて、育てる方法を紹介しようと思うんだ。どんなふうにエサを食べるのか、水の中でどうやって泳ぐのか、体のつくりはどうなっているのか、じっくり観察してみるととってもおもしろいよ。 |
●つかまえる時は
カニは、昼間は主に石の下や穴の中でじっとしています。ですから、河原の石などをひっくり返してみると見つかることがよくあります。カニを見つけたら、網や手でそっとつかまえます。手でつかむ時は、甲羅の左右のはしを持ちましょう。急に手を出すとはさみで指を傷つけられることがあるので注意してください。
●持ち帰る時は
水気をふくんだ落ち葉などを入れたビニール袋に入れます。
●飼う時は
土や落ち葉を入れた砂利を水槽の底に敷きつめます。大きめの石などで隠れ場所を作ってあげましょう。また、カニは水がなければ呼吸ができないので、カニの体が入る程度の入れものに水を入れ、水槽に設置します。上部は金網などでふたをします。エサはミミズ、魚、貝、ごはん粒、野菜などです。
※水は水道水を太陽に1日あてたものを使います。
※食べのこしたえさはすぐに取り去ります。
●つかまえる時は
小型のザリガニは、岸近くの浅瀬に多くいます。ザリガニを見つけたら、後ろ側に網をかまえて、前の方で棒などを動かします。ザリガニがびっくりして後ろに泳いだところを網でつかまえます。大型のザリガニは深いところにいることが多いので、つかまえる時は釣りざおを使いましょう。釣りざおや棒の先にひもで煮干しなどをつるし、水中にたらします。ザリガニがエサをつかんだら静かに持ちあげ、下から網でつかまえます。手でつかむ時は、体の後ろをつまむようにやさしく持ちます。はさみにはさまれてしまったときは、しっぽの先を床につけるとすぐにはなします。
●持ち帰る時は
少量の水を入れたバケツや水槽に入れて持ち帰ります。
●飼う時は
水槽の底に2~3cmの砂利を敷きつめ、ザリガニの体が隠れるくらいの水を入れます。さらに石などを使ってザリガニの隠れ場所を作りましょう。上部は金網などでふたをします。エサは煮干しや貝、イトミミズ、野菜、水草などをバランスよくあたえます。水槽に入れるザリガニは2匹ぐらいにとどめておきましょう。
※水は水道水を太陽に1日あてたものを使います。
※食べのこしたえさはすぐに取り去ります。
※エサが足りないとお互いの体を食べてしまうことがあるので、エサは十分にあたえましょう。
●つかまえる時は
目の細かい網などを使って、そっとすくいます。この時、底の泥をかき回さないように注意しましょう。足がはえはじめたオタマジャクシはすぐに弱ってしまうので、持ち帰らないこと。
●持ち帰る時は
その場所の水を入れたバケツやビニール袋に入れて持って帰ります。
●飼う時は
ろ過装置やエアーポンプをセットした水槽の底に砂利を敷きつめ、水草を植えます。足がはえてきたら水を減らし、石などで陸に当たる部分を作ってあげましょう。えさは小さくちぎったパンやゆで野菜、金魚のエサなどをあたえます。
※水は水道水を太陽に1日あてたものを使います。
※食べのこしたえさはすぐに取り去ります。
川に行く時は、次のことをしっかり守ろうね!
★雨の日や雨の多く降った後は危険なので行かないようにしよう。
★田んぼの中には勝手に入らないで。
★ゴミは必ず持って帰ろう。
★家では飼えない生きものをつかまえたら、
観察後、すぐに元の場所に返そう。