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九州地方整備局 河川部では、河川愛護思想の啓発普及を目的として、平成14年度より『小・中学生「私たちの川」壁新聞コンテスト』を実施しています。

平成13年度までは、「私の川はがきコンクール」や「九州(ふるさと)の川写真コンテスト」を個人の応募により実施していましたが、学校での「総合学習」や夏休みの自由研究の課題等の素材として取り組んで頂くことで、子供達が今まで以上に、「川と親しみ、川を知り、川や自然を大切に守り育てる気持ちをもってもらうとともに、友達とグループで取り組むことで、みんなでものを作る喜びを感じてもらいたい」という気持ちから取り組みを始め、今年で第3回目の募集を行うことになりました。

現在、九州各県、福岡市、北九州市の教育委員会と連携を図り、九州全域の、小・中学校に4月~9月13日を応募期間として、作品募集を呼びかけています。

昨年の平成15年度は、「対象学年に小学校4年生を含めてほしい」という要望から、小学4.5.6年生と中学生を応募対象として、九州内全ての小・中学校(4,651校)に募集の案内を行いました。

小学生の部173作品、中学生の部48作品の応募があり、1,021人の子供達が壁新聞づくりに取り組んでくれました。

応募された作品は、自分たちで実際に川に行ったり、資料を調べたり、実験をしたり、地域の方にインタビューしたもので、自分たちの思いがぎっしりと詰まった素晴らしいものばかりでした。

審査は、新聞関係者、教育委員会、NPO等の各専門家により「川とのふれあい」「川からの学習」「川への思い」「審査員の専門分野の視点」等の視点から審査が行われ、小学校・中学校の各部で最優秀賞(各1作品)、優秀賞(各2作品)、入賞(小学校の部15作品、中学校の部5作品)、学校賞(各1校)を決定しました。

受賞作品には、一つひとつにはっきりとしたテーマが感じられ、「川を守ろう」「未来につなごう」というメッセージが込められていました。また、自分たちで楽しい新聞を作るという強い意志が伺え、治水、利水はもとより、川と地域の関わりの歴史や現状を映し出しており川をテーマに新聞を作ることを通じて、自分たちが生活する地域について知ることにつながったようでした。

また、本コンテストでは、壁新聞を制作した子供達だけでなく、広く一般の方々にも「川や自然の大切さ」を伝えるために、11月22日(土)福岡市 天神 西鉄ホールで、最優秀賞、優秀賞、学校賞を受賞した子供達や指導に当たられた先生方による発表会を開催しました。

九州各地から集まった子供達は、みんなで、調べた川や自然のそれぞれの個性や特徴、現在の川の抱える問題点等をはっきりとつたえ、川への思いを大いに表現しました。会場の大人達も子供達と一緒になって、「川や自然」への思いを感じることができました。

受賞校の先生方から、「自分たちで川に行く子供達が増えた。」「川を含めた自然環境に注意を向ける子供達が多くなってきました。」など、コンテストに参加した子供達の意識が変わり始めているというお話も伺っています。

これからも、子供達が地域の川を自分たちの川として受けとめ、川や自然に生かされていることを知るきっかけとなるようなコンテストに育てていきたいと考えています。

中学生の部で最優秀賞の坂瀬川中学校の発表会

益城町立益城中学校
山下先生の発表

厳木小学校広川分校の児童の発表

主催者から表賞状を受け取る生徒代表

「発表会」で質問する児童

小学生の部 最優秀賞
小学4年生の4人で制作し、小学校の部最優秀賞を受賞した福岡県犀川町立犀川小学校の『わたしたちの今川2号』

小学生の部 優秀賞
小学校優秀賞の佐賀県厳木町立厳木小学校広川分校『川新聞あぶらめ』

小学生の部 優秀賞
小学校優秀賞の福岡県瀬高町立水上小学校『矢部川水害ストップ新聞』

中学生の部 最優秀賞
中学1年生と3年生の5人で完成させた中学校の部最優秀賞受賞の熊本県苓北町立坂瀬川中学校『坂瀬川3(スリー)』

中学生の部 優秀賞
中学校優秀賞の長崎県三井楽町立三井楽中学校『川が泣いている!』

中学生の部 優秀賞
中学校優秀賞の佐賀県武雄市立武雄中学校『九州一だよ!六角川』

※今年度のコンテストについては、下記の方にお問い合わせください。
昨年度の作品については作品集を制作しています。
九州地方整備局 河川管理課 施設管理係 TEL092-471-6331

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