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九州地方計画協会

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球磨川は、熊本県球磨郡水上村の銚子笠(標高1,489m)を水源として、球磨・人吉盆地を貫流し、八代海に注ぐ流路延長115kmの九州で3番目に長い河川です。

日本三急流の一つである球磨川は、くま川下りや尺鮎が有名であり、平成5年1月に『魚がのぼりやすい川づくり推進モデル河川』に指定され、ダムや堰に新たに魚道(魚や底生生物が自由に上り下りするための通り道)を設定したり、既設の魚道の機能向上を図るために改良工事を行っています。

特に中流域の荒瀬ダムと瀬戸石ダムの魚道には、観察施設が併設され、観察窓越しに魚道の中の様子を見ることができるようになっています。

八代河川国道事務所では、河川環境をよりよく理解してもらうために、毎年、地元の小学生を球磨川堰の魚道に招き、観察会を行っています。

昨年度も10月9日に八代市立麦島小学校4年生79名の生徒が魚道の観察に訪れました。事前に採取したアユ等の入った水槽を前に、球磨川や魚についての説明を受けてから、生きた魚を手にとって観察するために、水位を下げた魚道内に降りて、魚との鬼ごっこにトライ!

子供達は歓声を上げながら魚を追い回し、捕まえた魚を誇らしげに見せ合っていました。

この観察会を通じて、自然環境の大切さや球磨川の素晴らしさを子供達に伝えることが出来たと思います。今後もこのようなイベントを積極的に企画し、次世代を担う子供達に川と触れ合う機会を与え、川を大切にする心を育んでほしいと考えています。

川辺ダム

球磨川にはいろんな魚がいるんだね

大きな魚を捕まえて嬉しそう!

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