九州地方建設局の道路事業は，平成11年度は約1,628億円の予算（表ー１）をもって，直轄指定区間20路線の改築・管理と指定区間外の３路線の一次改築を実施しています。

平成11年度は，新道路整備五箇年計画（H10～H14）の２年度目として，平成10年度３次補正予算と合わせて早期の景気回復や21世紀型社会の構築に向け，九州地方の均衡ある発展と21世紀を展望した「魅力にあふれる住みよい九州」をめざし，新たな経済構造実現に向けた支援，活力ある地域づくり・都市づくり，よりよい生活環境の確保，安心して住める国土の実現の推進に向けて，積極的な道路整備の推進を図ることとしています。

特に，重点化を図る事業として，高規格幹線道路，地域高規格道路の整備や地域活性化促進道路事業など地域プロジェクト関連の道路整備を推進するほか，高度情報通信社会の発展に資する電線共同溝や情報BOXなど情報ハイウェイの整備等を推進しています。

平成11年度供用予定の主な箇所（表ー２）は，高速自動車国道の密接関連では国道10号加治木バイパス（鹿児島県），国道34号日見バイパス（長崎県）で部分供用を図る他，国道10号宮崎西ＩＣ関連（宮崎県）や国道10号国分ＩＣ関連（鹿児島県）で全線供用を図ることとしています。

また，二次改築事業では国道10号戸次犬飼拡幅（大分県）などの一部区間の供用を図るとともに，国道34号江北バイパス（佐賀県），国道200号直方バイパス（福岡県），国道205号川棚改良（長崎県）などで全線供用を図ることとしています。

平成10年度に供用した主な箇所（表ー３）については，一般国道３号八代日奈久道路（熊本県），一般国道497号今宿道路（福岡県），一般国道497号佐世保道路（長崎県），地域高規格道路では一般国道57号島原深江道路（長崎県），一次改築事業として一般国道326号三国峠（大分県，宮崎県），二次改築事業で一般国道３号熊本北バイパス（熊本県），一般国道201号飯塚庄内田川バイパス（福岡県）などがあります。