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姫城川排水機場について

国土交通省 九州地方整備局
宮崎河川国道事務所 機械課長
小 阪 高 志

1 はじめに
姫城川は、都城市街地を流れる河川であり、流域には国道10号やJR日豊線が通る重要な地域である。内水被害(H9.9,H5.8,H2.9)により浸水被害を被っている。
そこでこれらを軽減するため、下水道事業と連携して、H18年度からの効果発揮を目指して事業を進めており、H18年3月に本排水機場が竣工したものであります。当排水機場においては、新技術の活用等により、コスト縮減や信頼性の向上を図って完成させたものであります。

2 機場設備概要
(1)設置場所:宮崎県都城市平田地先
(2)総排水量:5m3/s
(3)主ポンプ設備
1)設置台数:2台
型  式:縦軸軸流
口  径:1,000㎜
吐出量:2.5m3/s・台
全揚程:1.9m
回転速度:264min-1

2)主原動機
型  式:空冷ディーゼル機関
定格出力:83kW

3)機場集中操作卓(運転支援機能付)

4)除塵設備
型 式:全面掻上背面降下型 2基
    水平コンベヤ 1基

3 機場の特徴
姫城川には、大淀川との合流点に排水樋管が設置されていたので、吐出水槽と連結して強制排水する構造となったが、敷地の都合上細長い長方形の敷地のため、技術的努力によりこれらの問題を解決し、併せてコスト縮減信頼性の向上を図っています。

(1)パッケージ化空冷ディーゼルエンジンの採用
本排水機場は、5m3/sと小規模なため空冷ディーゼルエンジンを採用した。
よって、無水化による信頼性の向上が図られています。さらに、エンジンをパッケージに入れて、低騒音化を図り、環境の改善を図っています。

(2)ポンプ流速の高速化
本機場では、Ⅱ型(高比速度)を採用することから、1ランク下のφ1000㎜を採用することでポンプ設備の高速小型化を図り、機場本体の縮小、コスト縮減を図っている。

(3)天井クレーンの省力化
天井クレーンを省略し、上屋高さを低減し、設備費と土木建築のコスト縮減を図った。
このため、ポンプの据付、分解組立等は屋根の搬入口より、トラッククレーンにより施工することとしました。

(4)無水管理運転
姫城川排水機場は、平常水位が運転水位に比べて非常に低く、管理運転に必要な水位、水量の確保が難しいところです。よって軸受け潤滑水による、空管理運転(短時間)を採用するに至っています。

4 おわりに
本機場は、今後維持管理が主体となりますが、信頼性の向上を図り地域に信頼されるよう取り組んでいきたい。

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