平成14年度国土交通省関係公共事業等予算につきましては，歳出の効率化を進める一方，予算配分を重点分野に大胆にシフトする「改革断行予算」のもと，メリハリのある予算とすることによって21世紀の豊かな国民生活と活力ある経済社会の構築を図るため，質の高い住宅・社会資本整備を推進することとしています。特に「平成14年度予算編成の基本方針」で掲げられた重点7分野のうち政策効果の高い事業への重点化を強力に推進するとともに，多様な政策手段により総合的に課題に対処するため，融合・連携施策を本格的に推進することになっています。

このような方針を受け，九州地方整備局においては「豊かで暮らしやすい，アジアとともに歩む自立交流社会」を創造するために，下記の5つの基本方針に基づき，5つの重点項目に沿って所管事業を進めることとしています。本年度の事業費の内訳は下表のとおりとなっています。

○「事業の重点化を進め，スピードアップに努めます。」

○「安全で安心して暮らせる，美しい地域づくりを目指します。」

○「アジアとともに発展する力強いひとつの九州を目指します。」

○「統合のメリットを活かした，効果的な事業実施に努めます。」

○「コスト縮減や入札・契約の適正化など，一層の効率化・透明化に努めます。」

○安全で快適な暮らしづくり　～安全・安心の確保と少子・高齢化への対応～

○個性を生かした多様な美しい地域づくり
　　　　～都市の再生と地方の個性ある活性化，まちづくり～

○アジアとともに発展する国際交流拠点づくり
　　　　～グローバル化の進展に対応した人流・物流の実現～

○環境と共生した循環型杜会づくり　～循環型社会の構築など環境問題への対応～

○世界最先端のIT国家の実現