■この調査法は川にすむ「肉眼で見ることのできる大きさ」の様々な生物を調べ、その結果から川の水質の状態を知ろうとするものです。
■水生生物調査は、水質のきれいさの程度に対応してすんでいる水生生物を指標として水質の状態を知ります。
国土交通省・環境省では7月から9月にかけて、「川の生きものを調べようー水生生物調査による水質判定」というパンフレットをつくって、この調査への参加を呼びかけています。
●大野川/白滝橋
平成16年8月16日・大分市立戸次中学校
●緑川水系・津留川/中岳橋
平成16年10月8日・中央町立中央小学校
●大淀川水系・本庄川/上畑橋
平成16年7月6日・綾町立綾小学校
●肝属川水系・串良川/十五社橋
平成16年7月29日・串良町立串良中学校
●肝属川水系・姶良川/上水流橋
平成16年7月30日・吾平町立吾平中学校
●肝属川水系・高山川/屋治橋
平成16年8月3日・高山町立高山中学校
このイベントは、福岡県内の「水」や「森」、たとえば山林、川、ため池、水田、水路、海、干潟などに関わる活動をしている市民団体やNPO、国、地方自治体、企業、法人などの団体が一堂に会し、異分野交流や行政と市民団体のパートナーシップを促進するとともに、他の団体の活動状況や手法を学び、今後の活動の糧としていくことを目的としています。
今回開催された福岡県版ワークショップ「ふくおか水もり自慢!」は、県レベルでの開催は全国初といわれるもので注目度も高く、35団体が参加。2日間にわたるイベント会場は、参加者の熱気であふれていました。
1日目は午前11時から受付が始まり、午後1時30分より、いよいよ全体セッションを開始。全体セッションは参加団体をAからFの6グループに分け、1グループ6団体のうち3団体が発表を終えるごとに10分の質疑応答を設け、それぞれのグループを担当するコーディネーターが進行と質疑応答を行いました。
団体の代表者が3分という時間制限の中で、活動や事業状況を発表。しかも2日目にはこのセッションの中から選考投票が行われるとあって、各団体ともそれぞれに工夫を凝らした楽しい発表が続きました。
また、子どもの部では、小学生によるビオトープ研究の発表などがあり、大勢の大人が見守る中での堂々とした発表姿勢に熱い拍手が送られていました。
2日目のポスターセッションは、全体セッションで分けられたグループごとに、1団体15分間という時間内にパネル(A1サイズ)を使って屋台方式で活動を発表。そのパネルをもとに、参加者が疑問に思ったことなどを直接聞くことができ、団体も全体セッションで伝えられなかったことを詳しく説明できる場となりました。
2日間を通して、福岡県内にある豊かな自然と人間が共存していくためには、どのような考え方や取り組みが必要か、という情報を交換し合うことでコミュニケーションも生まれ、互いに学び合うことができたようです。さらに、諸事情から活動を中止せざるを得なかった団体の活動を継承しようという人が見つかるなど、大きな成果も得られました。
参加団体からは、情報が福岡県内の河川に限られていたので、活動の状況が身近に感じられて、イメージしやすいという声が多く聞かれました。また、前日は参加者用のプリント冊子作り、イベント当日は、会場、機材、記録、進行などを手伝ってくれた学生ボランティアからは、これほど多くの人が水や森に関する活動をしていることを初めて知った、という声が聞かれました。
当初の目的であった、福岡県内の「水」や「森」に関わる活動をしている団体のネットワークづくりという面からも、第1回の「ふくおか水もり自慢!」は成功だったといえるようです。
日時 | ■3月12日(土) 12:00~18:00 全体セッション/交流会(希望者のみ参加) ■3月13日(日) 9:00~16:00 ポスターセッション/全体討論会 |
場所 | 九州大学西新プラザ (旧九州大学国際交流研究プラザ) |
主催者 | ふくおか水もり自慢!実行委員会 (実行委員長:九州大学 島谷幸宏教授) |
後援 | 福岡県、国土交通省遠賀川河川事務所、国土交通省筑後川河川事務所、福岡市、北九州市、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、北九州市教育委員会、NHK福岡放送局、RKB毎日放送、九州朝日放送、TVQ九州放送、TNCテレビ西日本、FBS福岡放送、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社 |