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九州地方計画協会

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水無川は、八代平野南部に位置し、三峰山(714.2m)に源を発して、八代市中心部の住宅地や製紙工場、河口部に広がる干拓地に沿って流下し、八代海に注ぐ流域面積18.8km2、流路延長16.8kmの二級河川です。

川沿いには、後醍醐天皇の息子であり、征西大将軍として九州に赴いた懐良親王の御陵や、上宮・中宮・下宮からなる八代神社(妙見宮)などの史跡・旧跡が点在しています。

以前は、下流部の市街地でたびたび洪水が発生しており、早急な治水対策が必要となっていました。しかし、河川改修を行うには下流部10kmの改修となり、早急な対策が困難であるため、昭和41年から昭和50年にかけて河川改修とともに、山地流域部の流出を球磨川へ放流する水路トンネル(計画流量170m3/s)の整備を行い、それ以降洪水の被害は発生していません。

昭和60年度より、中流から下流にかけての6kmの区間で環境整備を行っており、整備区間上流域は、熊本県ホタルの里100選にも選ばれたホタルの生息地であるため、それに配慮した多自然型川づくり、またホタルの里公園として、豊かな自然と気軽に触れ合うことができるような整備を行っています。

ホタルの里公園やその周辺は、毎年11月に開催される九州三大祭りの一つ「八代妙見宮大祭(通称:妙見祭)」の会場や、夏には水遊びの場として多くの人に利用されています。また、整備区間中流域は、住宅地となっているため、遊歩道や親水護岸等を整備しており、人々の憩いの場として親しまれています。整備区間下流域は、築堤部が多く、散策に利用されています。

九州自動車道八代ICや平成16年3月に開通した九州新幹線の新八代駅からも近く、歴史や文化、また豊かな自然に触れ合える水無川にぜひお越しください。

勇壮に舞う亀蛇(妙見祭)

市街地を流れる水無川

ホタルの里公園

水路トンネル(洪水時に球磨川へ放流)

環境学習の場として(市街地)

環境学習の場として(ホタルの里公園)

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