●イシガメ
●クサガメ
●ミドリガメ
●スッポン
日なたぼっこしている亀を、さがしてみようよ!
川辺にいるは虫類といえば、亀の仲間。亀はわりと簡単に観察できる生きものなのですが、あまり動かないので気づかない人が多いようです。亀を見つけるコツは、川岸や水面に出ている石。亀はよく、天気のいい日に石の上で甲羅干し(日なたぼっこ)をしています。実は、亀の甲羅は太陽の光に含まれる紫外線がないとちゃんと成長しないのです。都心を流れる川でも見つけることができるはずです。クサガメやイシガメはもともと日本に生息している亀ですが、最近はペットとして飼われていたミドリガメが大きくなって育てられなくなったために捨てられることが多く、日本の川でも多く見られるようになりました(今、ミドリガメを飼っているみんな、決して川や池に捨てないでくださいね)。さらに、最近は海外から輸入された珍しい亀も発見することができるようです。性格の凶暴な輸入亀が捨てられていて、人間がケガをするという問題も発生しているようです、注意してください。
亀を捕まえるのはなかなか難しいのですが、もし、捕まえることができたら、ぜひ、ベランダや庭で飼ってみてください。しばらく飼っていると人間にも慣れて、手からエサを食べるようになりますよ。
●サワガニ
他にも、川にはこんな生きものがいる!
他にも、川辺ではさまざまな生きものに遭遇できます。山の渓流では、石をひっくり返すとモソモソとサワガニが出てきます。水中の石の下などで見つかるのは、巻き貝の種類のカワニナ。この貝はホタルの幼虫のエサにもなるので、6月ごろ、夜8時ぐらいに同じ場所を訪れるとホタルの美しい光が観察できるかもしれません。
また、川辺に生息している生きものをエサにしている野鳥もやってきます。岸辺で白くきれいな姿で立っているのはシラサギの仲間。よく鶴と間違えられることがあるようです。水面をさっと横切るように飛んでいくコバルトブルーの影は、カワセミです。ときどき、水中にダイビングして小魚を捕まえたりしています。そして冬になると、マガモをはじめ、カモの仲間が多く飛来して、寒い季節を日本で過ごします。
●カワセミ
●マガモ
●シラサギ
リバー君より、みんなへ
川にすむ生きものたちは、みんな僕らの大切な仲間です。決して無理に捕まえたり、いじめたりしないでください。ゴミなどを川に捨てたりすることも、絶対にダメ!
人間のちょっとした不注意が、生きものを大きく苦しめることがあるということ、忘れないでね。