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九州地方計画協会

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水がきれいに流れているところ、よどんでいるところ、深くて何かひそんでいそうなところ。川にもいろいろな場所があるよ。同じ川でも、山奥の上流と海へ流れ込む河口付近ではぜんぜん様子がちがうし、そこで生活する生きものもぜんぜん違うんだ。


ひとつの川は、地域によって大きく3つにわけることができるんだよ。

(1)上流域

水がきれいでつめたくて、岩がごろごろしています。流れがはやく、水にあまり栄養分がふくまれないため、生きものの種類はあまり多くありません。

(2)中流域

生きものが多く、昔は田んぼの水やぼくたちの生活にも使われた、人間とのかかわりがもっとも大きかったところです。魚つりをするのも、このへんがいちばん!

(3)下流域

海に近いところは海水や生活排水が入りこむため、生きもののしゅるいもへります。


■魚はいるかな?

キミの知っている川には、どんな魚がいる? 大きなコイがゆうゆうとおよいでる? それとも、小さな小魚がぴゅぴゅっと逃げていくのが見えるかな? ※川には、いろいろな魚がいます。みんながよく知っているフナやコイなどのほかにも、水の澄んだ上流や源流付近に行けば、ハヤやアユなんかを見つけることもできるかもしれないよ。さぁ、よーく探してみよう!

■川岸はどんなかたち?

岸はコンクリートで固められてる? それとも、いろんな草がはえていて、自然のままってかんじ? もちろん、自然のままの方が生きものはいっぱいいるし、川の水をきれいにする力も大きいんだよ。

■水の中はどんなかんじ?

汚い水が流れ込んでいる川の中は、うすちゃ色のヘドロのようなものがユラユラとゆれていることが多いみたいだね。水のきれいな川の中は、底にある石もはっきりと見えるし、水草や藻がいっぱい生えているよ。


川の中には、見た目以上にたくさんの生きものがくらしているんだ。それを知るためにまず、川の石をひっくり返してみて! つりざおもあみもいらないよ。手でじゅうぶんだいじょうぶ。いろんな生きものが顔をのぞかせてくれるよ、きっと。


お父さん、お母さんへ

川で安全に遊ぶために 川に行くときは濡れてもいい服装をし、足元は草履をはくのがいちばんです。川を歩く時、石の上は滑るので(特にゴム草履は滑るので要注意!)、土の部分を歩くように指導してください。また、水の中、特に流れのあるところはバランスを崩して転倒しやすいので、足場がしっかりしているかどうか、足で水底の感触を確かめながら歩きます。流れのある場所では、膝より深い場所には決して入らないようにしてください。


■石のうらに虫がいるいる!

流れの弱い水の中の石を、手でそっとうらがえしてごらん。ほら、石のうらに虫がくっついているでしょ? 虫をみつけたら、こんどは手にとってじっくりかんさつしてみて。それから、石があった場所をよーく見てみてごらん。ほかの生きものたちも、そこにじっとしていないかな?

■こんな生きものがいるよ

昆虫:カワゲラ、カゲロウ、トビケラなど仲間、トンボのヤゴ など

※細かく調べれば、とてもたくさんの種類がいます

:ドンコ、ヨシノボリ など

※つかまえるのはちょっとむずかしいので、まずは発見することから始めよう

その他:サワガニ など

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