日見川は長崎市の東部に位置し、護岸形状はブロック積で成り立ちます。
日見川の河口には長崎水族館があり、市民の憩いの場として親しまれていました。
その水族館は、戦後の復興を機に水産県長崎のシンボルとして、昭和34年に開館し38年間の長い年月を経て平成10年3月に閉館となりました。
しかしながら、長崎市は水族館を教育的見地から、また市民の憩いの場として重要な施設であると位置づけ、自然環境や生態系を身近に体験出来る環境を「次代を担う子供達」に残すことを目的として、ペンギン水族館整備事業を推進することとなりました。
この事業は、体験学習、環境学習、レクリエーションの3つの機能を持つ自然体験ゾーンと水族館ゾーンの整備を行っており、水族館ゾーンは展示のみではなく、ペンギンや館内の生き物と楽しく触れ合うこともでき、ペンギンを通じて海洋環境・自然の保全活動の現況と問題点について理解や認識を得られる情報を提供しています。
自然体験ゾーンはさらに3つのゾーンに分かれ、河川ゾーン、陸域ゾーン、海浜ゾーンとなっています。
ペンギン水族館は日見川左岸部に隣接して設立されており、日見川河川環境整備事業は自然体験ゾーンの中で河川ゾーンに位置しています。
工事内容は、生物繁殖の確保と親水性を向上させるため、既設の練積ブロックを緩傾斜の空石積護岸とし、自然植生を期待した土羽法面で施工しております。
工事完成後には多くの親子連れが水族館に訪れており、かつての憩いの場としての空間を体験していただけるものと思います。
●自然体験ゾーン
●自然体験ゾーン(河川部)
●上空より見た日見川(左岸)に隣接する自然体験ゾーン
●水族館内
●水族館内ペンギン
●日見川河口左岸部に隣接するペンギン水族館
●今回整備された左岸側護岸
●親水性をもった緩傾斜護岸
野津ダムは、一級河川大野川水系垣河内川の大分県大野郡野津町に建設された生活貯水池(洪水調節、既得取水の安定化・河川環境の保全、水道用水の確保)で、ダムの高さは34.9m、堤体積32,000m3の重力式コンクリートダムです。
平成10年6月にダム本体工事に着手、平成11年1月に堤体コンクリートの打設を開始、平成13年6月には試験湛水が完了し、平成13年6月21日に国、県、町の関係者、地元地権者及び施工業者等が集まり竣工式が盛大に執り行われたところです。
このダムは、コスト縮減対策の一環としてダム本体コンクリートにレディミクストコンクリート(いわゆる「生コン」)を採用したもので、同規模のダムとしては全国でも2例目となるものです。採用にあたっては、1.大量のコンクリートをダム建設工事に供給した場合の周辺の他の建設工事に与える影響、2.現場練りの場合との経済性の比較、3.品質の確保等について検討を行うとともに、打設にあたってはコンクリートの温度管理を適切に行うこととしました。この工法の採用によってダム工事費を削減することができるとともに、約1年間という短期間で打設を完了することができました。
ところで、野津町は大分県の民話の代表的な主人公である「吉四六さん」のふるさとで、民話の里として有名です。主人公の持ち前のとんち・奇才から多くの「吉四六ばなし」が生まれ、現在にいたるまで広く語り継がれています。
ダム周辺の整備にあたっては、周回道路の橋梁親柱などに「吉四六ばなし」のワンシーンが採り入れられており、ダム湖を一周するだけでいろいろな「吉四六さん」に出会えます。是非野津ダムを訪れて、「吉四六さん」ととんち比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。
●竣工記念碑の除幕を終えた平松大分県知事と地元小学生
●試験湛水中サーチャージ水位に到達した野津ダム
●竣工式で記念放流のボタンを押す平松大分県知事ら
●ダム湖周回道路の橋梁親柱に彫られた「吉四六ばなし」
●親柱の「吉四六ばなし」
●ダムサイト左岸での生コンのバケット投入状況
●本体工事中の野津ダム
野津ダムは、一級河川大野川水系垣河内川の大分県大野郡野津町に建設された生活貯水池(洪水調節、既得取水の安定化・河川環境の保全、水道用水の確保)で、ダムの高さは34.9m、堤体積32,000m3の重力式コンクリートダムです。
平成10年6月にダム本体工事に着手、平成11年1月に堤体コンクリートの打設を開始、平成13年6月には試験湛水が完了し、平成13年6月21日に国、県、町の関係者、地元地権者及び施工業者等が集まり竣工式が盛大に執り行われたところです。
このダムは、コスト縮減対策の一環としてダム本体コンクリートにレディミクストコンクリート(いわゆる「生コン」)を採用したもので、同規模のダムとしては全国でも2例目となるものです。採用にあたっては、1.大量のコンクリートをダム建設工事に供給した場合の周辺の他の建設工事に与える影響、2.現場練りの場合との経済性の比較、3.品質の確保等について検討を行うとともに、打設にあたってはコンクリートの温度管理を適切に行うこととしました。この工法の採用によってダム工事費を削減することができるとともに、約1年間という短期間で打設を完了することができました。
ところで、野津町は大分県の民話の代表的な主人公である「吉四六さん」のふるさとで、民話の里として有名です。主人公の持ち前のとんち・奇才から多くの「吉四六ばなし」が生まれ、現在にいたるまで広く語り継がれています。
ダム周辺の整備にあたっては、周回道路の橋梁親柱などに「吉四六ばなし」のワンシーンが採り入れられており、ダム湖を一周するだけでいろいろな「吉四六さん」に出会えます。是非野津ダムを訪れて、「吉四六さん」ととんち比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。
●竣工記念碑の除幕を終えた平松大分県知事と地元小学生
●試験湛水中サーチャージ水位に到達した野津ダム
●竣工式で記念放流のボタンを押す平松大分県知事ら
●ダム湖周回道路の橋梁親柱に彫られた「吉四六ばなし」
●親柱の「吉四六ばなし」
●ダムサイト左岸での生コンのバケット投入状況
●本体工事中の野津ダム