新経済計画は，「経済自立五箇年計画」以来12番目の経済計画で，平成4年度から平成8年度までの期間における経済運営の指針として，平成4年6月30日に閣議決定。

「生活大国」……国民一人一人が豊かさとゆとりを日々の生活のなかで実感でき，多様な価値観を実現するための機会が等しく与えられ，美しい生活環境の下で簡素なライフスタイルが確立された社会。

■ 新たな視点と基本的課題……地球社会と共存する生活大国への政策運営

地球規模で考えるという視点と人間一人一人を尊重するという視点を常に併せ持ち，「地球社会と共存する生活大国」を目指すことが我が国の基本的課題とする。

このため，様々なバランスを見直し，環境と調和した内需指導型の経済構造を定着させることを我が国の政策運営の基本方向とする。