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水鳥みずとり

福岡県粕屋郡粕屋町
 企画課長
渡 辺 正 勝

「水鳥橋」は福岡市東部に隣接する粕屋町が,筑前三大池の一つで大小11の入江を有し豊かな水と緑に恵まれた「駕与丁かよいちょう池」を中心に,遊歩道や芝生広場,総合体育館などの整備を進めている総面積約50haの総合公園「駕与丁かよいちょう公園」内に遊歩道橋として架設されました。
四季折々に変化する湖面にあたかも白い帯を張り渡したような「水鳥橋」は,来園する人々に水上遊歩の爽快感を感じさせるに違いありません。
既設PC吊床版橋の殆どが単径間という中で「水烏橋」は,橋長179.8m,標準幅員3mのPC3径間連続吊床版橋で,このような長大スパン橋の施工例は国内外において数少ない。
設計にあたっては,構造的な安定性.歩道橋としての歩行性を考慮して径間割り,サグ量の決定をしました。
工期は,平成8年9月着工,平成9年3月末で,総事業費2億2,060万円で完成しました。
橋名は,側面形状が池から今まさに飛び立とうとする仲の良い2羽の水鳥の様に似ていることから「水鳥橋」と名付けられました。
なお,「水鳥橋」の詳細については,第7回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム論文集647頁に掲載されているので,ご参照下さい。

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