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佐賀県庁に入庁して

佐賀県 県土整備部
建設・技術課   
技術管理担当 技師
山 口 千 周

建設・技術課は、県庁に入庁して初めての異動先で、入庁5年目になります。以前は、現地機関の唐津土木事務所に配属になり、3年間勤務しておりました。そこでは、所属長の意向なのか、1年目は、港湾課、2年目は、管理課(道路維持業務)、3年目は、工務課(砂防事業、河川事業、道路維持事業、街路事業)と毎年所内異動があり、いろいろな経験をさせていただきました。
そもそも佐賀県庁に入庁した理由としましては、いろいろな分野に携わっていきたいと思ったからです。大学生2年生のときは、ゼネコンに行きたいとボヤっとした気持ちで就職を考えてました。しかし、個人的にはゼネコンは転勤が多く、将来は結婚できるのかと心配になり、建設業で大きな異動がないところを探しました。そこで、思いついたのが、地元佐賀に戻るという選択肢でした(当時は、宮崎大学に在学中でした)。
地元に戻ることと建設業に関係した仕事を探してる中で、より多くの分野に携われると思い、佐賀県庁に入庁しました。
入庁1年目のときは、大学の付け焼き刃の知識だけで、全く業務を知らないまま入庁し、学生気分のままだったと思います(今もあまり知識がなく周囲の上司や先輩方にご教示いただいております)。しかし、その年の平成30年8月中旬に大雨による災害が発生し、被災箇所の現地確認、現場での指示や災害査定に向けて申請までの一連の流れを先輩方から勉強させてもらいました。この経験で、学生気分は、一気に吹っ飛びました(平成30年から令和3年の4年間で、佐賀県は災害被害が多く発生しましたが、今年は大きな災害がなく年度が越せそうです)。
一連の流れの中で、もちろん職員は、事務所や被災地で現場の把握や指示等の復旧対応に追われておりましたが、現場では、建設業者による早急な土砂や倒木等の撤去など、道路の通行規制解除に対応していただき、建設業はなくてはならないものだと知りました。その後、2、3年目と経験を積んで、業務の進め方など多くのことを学ぶことができました。特に3年目のときは、初めて事業を持ったので、全く進め方がわからず足踏みばかりしてました。4年目からは、建設・技術課において積算基準や積算システムの管理する業務に携わっていく中で、作業員の高齢化、低い給与水準や長時間労働などで建設業全体が、縮小してることを知りました。技術の継承を進め、若手技術者の育成途中ですぐに離職してしまうといった状況を少しでも解消するために、ICT活用、週休2日試行及び情報共有システムなどのいろいろな制度を導入しております。
今後も、建設業界にあった制度などを策定及び改定をすることで、受発注者両方の業務が改善していきたいです。
最後に入庁前に、心配をしていた結婚ですが、令和3年の年末に無事に結婚することができました。以下の写真は、佐賀県武雄市にある黒髪山の山頂です(妻に撮ってもらいました)。

写真 黒髪山の山頂にて笑顔の筆者

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