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絵本の読み聞かせボランティア


江 畑 由 紀


1.鹿児島県庁の女性技術者たち
鹿児島県には、土木の職種で約20 人の女性技術者がいる。仕事以外にも、趣味等を十分に楽しんでいるので、年に数回の飲み会は話がつきない。
子供が2 ~ 3 人(中には5 人も)と子育て中の職員も多いが、同僚職員の気配りのおかげで仕事を続けることができており、とても感謝している。


2.絵本の読み聞かせボランティア
私は、子供が通う小学校で「銀のすず」というボランティア活動に参加している。
これは、年に6 ~ 7 回、1 時限目が始まる前の朝10 分程度、絵本を読み聞かせる活動で、たまに息子のクラスも担当させてもらっている。きっかけは、ママ友に人手が足りないから是非にとお願いされたからだが、人前で話すのがとても苦手な私は、これを改善できるかも、子供達に土木の世界の楽しさを紹介できるチャンスがあるかも、と引き受けたら、ハマってしまった。
初めての読み聞かせは、とても感動的だった。
体操座りで前の方に集まり、子供達は真剣に物語に聞き入り、いちいち感嘆の声をあげながら、最後は「面白かった~!ありがとうございました。」と、とても喜んでくれてやり甲斐を感じた。
それから6 年目に入ったところだが、あの時のような状況はそんなにない。
担任の先生は、「礼儀正しくしてくださいね。」と子供達に声をかけて職員室に出て行くのだが、私がドアを開けた途端、「誰?誰?誰のお母さん?」わーっと騒ぎだして、これで2 分。なんとかなだめて自己紹介をするが、歩き回る子、おしゃべりを止めない子、騒がしい友達を注意してくれる子がいる中、「始めていいですかー?始めますよ。」すでに5 分は経過。
時間を確認しながら、読み終えそうな本を選び、ものすごく大きな声で読み始めるが、その間も騒がしい。若干イラッとしながら、「無理に話を聞かなくてもいいけど、聞いている子の邪魔にならないよう後ろで静かにしてね。」と何度も声かけしてなんとか読み終える、ということも少なくない。
「ありがとう。今日も一日、お勉強頑張ってね。」とは言うものの、真面目に聞きたがっていた子の微妙な表情に本当に申し訳なく、私も朝から残念な気分で出勤する。
同じ学年やクラスでも、その日の雰囲気で毎回異なる対応が求められ、まるで修行のようだ…。
どんな状況でも、誰もが興味を持つ最強の絵本を探せたら。「朝の読み聞かせなので、気分が暗くなったり、人や動物が死んだりするのは避けてくださいね・・。」との最初のアドバイスを考慮して、毎回ネットや図書館でお薦めを探し続けている。
ちなみに、これまで読んだ本の中で子供達に評判が良いのは、低学年は「ぐりとぐら」「くれよんのくろくん」シリーズ等の定番中の定番。高学年は、冒険ものや意外なところで落語など。
子供達も、いろいろ大変なのだろう。教育的なものは(あぁ。。。)と完全にしらける。私には何がいいたいのか全く理解できないような絵本に大喜びする。難しい…が、子供達と話すのは楽しい。


3.目標達成に向けて
先日、県内の都市計画担当課長会議があり、区画整理事業について15 分間の説明をさせてもらったが、完全に緊張してしまった。子供がもうすぐ卒業するというのに、土木のPR も全くできていない。が、私には来年小学生になる娘がいる!
まだまだこの活動を続けていきたいと思う。


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