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九州地方計画協会

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(h) 「自然と人間の楽しいかかわり合いを求めて」海の中道海浜公園

我が国において,一般に「公園」と呼ばれているものは,都市公園等の営造物公園と国立公園等自然公園の地域制公園とに大別される。国営公園は国の造営物公園として,都市公園のうち大規模公園に位置づけられるものである。
国営公園は,その設置の趣旨から次の2種類が規定されている。
(イ) 一つの都府県を超えるような広域の見地から設置する公園又は緑地。
(ロ) 国家的な記念事業として,また我が国固有の優れた文化的資産の保存及び活用を図る公園又は緑地。
現在,国営公園は全国で12箇所設置されており,国営公園の整備は建設省が直接行っているが,その利用について料金を徴収する公園施設については,住宅都市整備公団が設置又は管理を行うことができることとなっている。
九州地方建設局においても,イ号国営公園として海の中道海浜公園の事業を行っている。当公園は,福岡市東区の博多湾と玄界灘を分離している半島,通称海の中道の中央部約6kmの間,広さ約540haにわたる区域において,生活環境の改善と北部九州圏域における多様かつ高度なレクリエーション需要の増大に対処するため,全国で5番目の国営公園として整備を進めている。
計画では,全体を4つのゾーソ(A・B・C・D)に区分し,これまでC地区を中心として整備を進めており,昭和62年11月末で約123haを開園している。また,開園以来の入園者は,昭和62年11月末には約385万人に達している。
なお,昭和62年4月からオープソしたリゾートエリアには,ホテル海の中道やテニスコート,セミナーハウス等があり,質の高いサーピスを行っている。また,国営公園として本格的に民間活力を導入した施設としても注目を集めている。
(建設省九州地方建設局 企画部提供)

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