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流域がよみがえる-第10回筑後川フェスティバル-

昭和62年 水の祭典「筑後川フェスティバル」が下流域の福岡県大川市で開催されたのを皮切りに,熊本県小国町,大分県日田市,佐賀市と引継がれ10年を迎えた本年は, 8月2日から3日間久留米市に流域47市町村の関係者や住民が集まって賑やかに開催された。

「流域が甦る」と題した筑後川フェスティバルは,各種のイベントが数多く用意されていた。

1 記念講演(8月2日・(金))
『映画「四万十川」と筑後川』と題した映画監督・ 恩地日出夫氏の講演は,人間が技術を利用して生活を楽にしようとした結果が今日の社会である。金に換算されない大事なものがあったのではないか。とこの映画に対する思い入れを淡々と語った。

2 流域4県知事サミット(8月3日・(土))
(1)  平松守彦大分県知事
  県の枠を取っ払った上流と下流は運命共同体・筑後川流域圏構想。
(2) 麻生 渡福岡県知事
  県境を超えた流域的な連帯・地域間交流。
(3) 井本 勇佐賀県知事
  上流の水源地を守るため中下流域の財政的支援。
(4) 福島 譲熊本県知事はテープによるメッセージなど,積極的発言が相ついだが論議の柱となったのは,筑後川流域や福岡都市圏の水資源の根幹となる水源地域の対策であった。

その他,筑後川流域展,水の科学展,筑後川絵画コンクール展が設営された。
このフェスティバルの中で3日間を通じて, 各分科会がもたれたが,いずれも盛況で場外の聴講者が出た程であった。

3 筑後川シンポジウム’96
 ① 8月2日 10:00~12:00
   自然の生態系
   「筑後川流域環境の将来を考える」
 ② 8月3日 10·00~12·00
   歴史・文化
   「筑後川と筑紫平野の歴史」
 ③ 8月3日 10:00~12:00
   くらしの文化
   「筑後川と女性学」
 ④ 8月3日 15:30~17:30
   科学・技術
  「流域の科学技術と科学少年団」
 ⑤ 8月4日 10:00~12:30
   地域間の連携「流域が甦る」
  「筑後川の将来構想と文化,クラスター構想群」

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