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九州地方計画協会

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九州技報 第24号 巻頭言

㈳日本橋梁建設協会
 九州沖縄事務所長
今 村 幸 義

当協会は,1964年6月12日(昭和39年)建設大臣の設立許可を受け,「社団法人 日本橋梁建設協会」として誕生し今日に至っております。
九州・沖縄事務所については当初1986年7月(昭和61年)組織と活動の拡充をはかり,地域の関係皆様のご要望に添うべく九州事務所として出発し1998年(平成10年度)よりなおいっそうの充実を目指し九州・沖縄事務所と所名変更し活動いたしております。
次に目的と事業ですが,目的は橋梁建設業の健全なる発達を図ることにより国土の開発を推進し,もって公共の福祉増進に寄与すること。事業は,
橋梁建設に関する技術の調査,研究ならびに試験,資料の収集,編纂,刊行,啓発,宣伝。
橋梁建設に関し政府機関,公共団体および学術団体等に対する建議および意見の具申。
橋梁建設に関する技術の調査,研究,試験の業務受諾。
その他本会の目的を達成するために必要な事業です。
活動は鋼橋の設計・製作・架設・床版・維持管理・補修・補強等の技術向上に寄与することを目的としております。具体的には技術講習会・講演会・調査研究開発・共同研究・学術研究への協力・国際協力・受託教務です。又デザインデータブックを初め鋼橋の設計と施工,無塗装橋梁の手引き等々出版物を発行いたしております。機関誌としましては春と秋に「虹橋」の配布を行っております。
最近では,1995年4月,建設産業を取り巻く大きな環境の変化に対し建設産業の将来像と建設産業政策の基本方向を示す「建設産業政策大綱」が制定され,当協会でも「大綱」で示された3つの目標,「エンドユーザに良いものを安く」「技術と経営に優れた企業が自由に伸びられる競争環境づくり」「技術と経営に優れた人材が生涯を託せる産業づくり」と政策の基本方向の趣旨をふまえ「鋼橋建設ビジョン」を策定し2001年までを当面の取り組み,それ以後2010年迄に中長期的な取り組みとし鋼橋建設産業の発展を目指し活動いたしております。
また,公共工事のコスト縮減を目指して「新しい鋼橋の誕生」にも協会一丸となり取り組んでいるさなかです。
橋建協設立以来35年,この間高度成長のうねりと共に鋼橋建設技術も大躍進を遂げ明石海峡大橋に代表される建設技術を確立することができました。今後これらの技術を伝承し国土の開発にあるいは福祉の増進に寄与出来ればと願っております。

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