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「より良い九州、より良い日本」
「住みやすい九州、住みやすい日本」

一般社団法人 日本道路建設業協会
九州支部 支部長
三 笘 昭 樹

近年の九州地方は地球温暖化の影響なのか毎年のように記録的な豪雨による人々の生活に支障をきたすような災害が増えているのではないかと感じております。
そのような中、近年の自然災害の激甚化に向けた「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」は、豪雨による自然災害の多い九州地方にとって大変有意義な施策です。5年間を通じて、人々が安全で安心できる暮らしを守るために、是非とも必要な対策を講じていただきたいと感じております。
また、異常気象の原因とも言われている地球温暖化対策に向け、2050年のカーボンニュートラルの実現、脱炭素社会の実現に向けて舵が切られました。
今後は、脱炭素社会へ向けた目覚ましい技術の開発が盛んになると思いますが、これまで培われてきた優れた技術の活用も忘れてはなりません。新しい技術とこれまでの優れた技術を組み合わせ、応用することによって、人々の生活が守られていくものと信じております。

さて、我々の道路建設業界に目を転じますと、原油価格の高騰による影響を受け非常に厳しい状況となっていますが、どのような状況下であれ、これまで培ってきた技術力で、人々の生活を守るための安定したインフラ整備を行うことが我々の使命です。
DX の推進が叫ばれている昨今、道路建設業界でも新しい技術の開発、ICT 工事の促進が盛んになっていますが、一方で深刻な担い手不足が喫緊の課題となっています。
業界では高齢化が進んでおり、このままでは技術の継承が図れなくなるのではないかと危惧しています。私達の努力で若者が集う魅力ある業界とすることが急務であると感じております。

前述しましたが、九州地方では近年災害が多発しております。それに加え、道路や橋梁・トンネルは建設されてかなりの時間が経っており、このままの状態で放置すると構造物の劣化が生じ、事故・災害が発生するのは目に見えています。
事故・災害を防止するためには、我々の道路建設業界があらゆる技術と優れた英知を結集させ、人々の生活を守る使命を継続しなければなりません。そのためにも今後、道路建設業界がますます魅力ある業界となり、我々の技術力を持って「より良い九州、より良い日本」に、そして、「住みやすい九州、住みやすい日本」にして行ければと考えます。

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