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「九州建設技術フェア2002 in北九州」の開催について

九州建設技術フェア実行委員会事務局
(国土交通省 九州技術事務所 機械課 専門職)
松 岡 雅 博

1 はじめに
九州建設技術フェア(以下,「技術フェア」)は,建設事業に関わる技術(材料,工法,機械など,その他時代のニーズに対応して開発された技術)を紹介・展示し,その活用・普及を実践している公共事業の発注機関を中心に情報交換と交流の場とすると共に,広く学生・一般にも公開して,より良質な社会資本整備の必要性について,多くの方々に考え・理解していただける機会を設ける事を目的に,毎年開催しています。「技術フェア」の歴史は,平成3年度に九州技術事務所で始まり,今回で12回目となります。第10回目(平成12年度開催)からは,幅広く多くの方々に参加していただくため,開催地を福岡市(福岡ドーム)に移し,その後下関市(アルカポート),北九州市(西日本総合展示場)と会場を変えて開催しております。これにより各地の方々に私たちのくらしを支える豊かな国土づくりに欠かせない「建設技術」について認識を高めて頂くとともに,九州地方整備局広報活動の主行事の一つとして開催しています。

2 「技術フェア」開催の基本的な考え方
(1)目 標
建設分野の新しい技術や優れた技術について情報交換・交流の場を提供することにより,これらの技術の活用・普及を促進する。
(2)集客対象者
公共事業の発注機関(国地方公共団体,公団等)を主に建設関係の企業・団体,一般住民及び学生。
(3)開催場所
九州管内
(4)経費負担
できるだけ経費負担を少なくする

3 出展技術の普及・活用のための方策
(1)発注機関職員の来場促進
公共事業の発注機関からの来場者を多数得ることによって新材料,新工法等の普及・活用の促進を行う。
(2)良質な社会資本整備の必要性理解
建設関係の企業・団体のみならず,明日の世代を担う学生や一般の方々へ,社会資本整備の重要性を認知して頂く。

4 「九州建設技術フェア2002 in北九州」の概要
テーマ:「未来(あす)の社会(くらし)を支える人と技術」
開催日:平成14年10月2日(水)~ 10月3日(木) 10:00~17:00
場   所:西日本総合展示場本館(北九州市小倉北区浅野3丁目)
出展技術 :117社・団体-308技術
技術発表会:32社-35技術
来場者数 :約6,000人
10月2日10時から西日本総合展示場本館において開会式を行いました。主催者を代表して熊谷九州建設技術フェア実行委員長(九州地方整備局企画部長)の開会の挨拶に始まり,その後,末吉興一北九州市長からの祝辞,各来賓によるテープカットが行われました。

会場は,7つのゾーン,コーナーに分け出展技術の展示を行いました。

(1)行政ゾーン
基礎知識から未来の九州までを含み建設技術の開発・新技術の活用など社会資本整備の技術的課題を展示。
(2)安全・安心ゾーン
災害防止や信頼性向上につながる技術,交通安全や暮らしの安全性を高める技術の展示。
(3)環境ゾーン
環境の保全や負荷軽減技術,公害防止技術等,生活環境向上のための技術を展示。
(4)ゆとりの暮らしゾーン
多様化するライフスタイルに対応したバリアフリー等,ゆとりの暮らしに関する技術の展示。
(5)コスト縮減・生産性の向上ゾーン
物流などの技術,コスト縮減や資源の有効利用の技術など競争力を高める技術の展示。
(6)品質保持・向上ゾーン
公共構造物その他の品質確保,向上に関する技術の展示。

(7)屋外展示コーナー
地震や風水害の危険性を肌で感じられる体験車,資源の有効利用となるリサイクル技術の展示。

5 おわりに
「技術フェア」を通じて,発注機関職員はもちろん一般の方々にも新しい建設技術・情報技術等についてご理解いただき,「建設技術」が私たちの「未来(あす)の社会(くらし)を支える人と技術」に欠かすことのできない重要なものであることを認識いただけたと思っております。
最後になりましたが,関係諸機関と出展社の皆様方のご協力により,無事終了できました。
大変ありがとうございました。
来年度もさらにパワーアップした「技術フェア」を開催しますのでよろしくお願いいたします。

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