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アカメ 宮崎県の川や四国の川で見られるルビー色の目をした魚。マルカとも呼ばれる。

肝属川下流部 権現山山頂より河口部を望む/川幅、高水敷、共に広く、背後に田畑が多い。また汽水域で干潟も多く肝属川水系での鳥類出現種は1番多い

ヤマトシマドジョウ  河川の中流域や用水路の砂底や砂泥底に好んで生息。水の流れの速い砂礫底にいることも。体長は大きいもので12センチ程度。目の下に棘があり、尾びれの形はスカート状。

アリアケギバチ  ナマズの仲間。日本に生息している淡水のナマズの仲間はギギ、ネコギギ(天然記念物)、ギバチ、アリアケギバチ、アカザ、ヒレナマズ(外来種)、イワトコナマズ、オオナマズ、ナマズである。

鹿児島県の中岳に源を発した大淀川は、宮崎県の都城盆地に注ぎ、そこで沖水川など幾つかの支流を集め、ゆったりとした姿で流れます。高崎町と高城町の境界を流れる辺りから急な流れとなりますが、支流本庄川と合流後、再びゆったりとした様に戻って宮崎市内を流れ、日向灘へと注ぎます。

上流にはヤマメとタカハヤが優占する水域があり、沖水川上流の三股ではヤマメが狙えます。

都城盆地では、周辺で盛んな畜産業の影響で水の富栄養化が進み、平成3年度にはワーストランク1位の不名誉な記録もあります。近年は幾分改善され、平成14年度からは大淀川に清流を取り戻そうとする清流ルネッサンスの活動も始まりました。

都城盆地を流れる大淀川には、オイカワ、コイ、フナ、ナマズなど中下流域を代表する魚種が豊富です。他にカムルチー、ブラックバス、ハスなどの外来魚も見られます。しかし、特筆すべきは、絶滅が心配されているメダカが各所で見られること、およびオイカワの個体数が飛び抜けて多いことです。

ある環境の生物相において、環境汚染に強い特定の種が突出して多くを占めるのは、富栄養化の証拠とされています。大淀川中流域でオイカワが異常に多いことは、生物相から見て、富栄養化が依然として解消されていないことを示すものと言えます。“多様な環境に多様な生物”の観点からもう一点指摘するとすれば、河口域における一ッ葉入り江の開発が、コアマモの生育面積を小さくし、生物の多様性を低下させたと指摘できます。

さまざまな問題を抱えてはいますが、大淀川は流程に比べて流域面積が広く、懐の深い川であるといえます。下流域から河口部に生息するアカメは、宮崎県の魚のシンボルともいえる存在ですが、大淀川では、今でも1m近い大物が釣り上げられてニュースになることがあります。ほかにもヤマトシマドジョウが支流高崎川と本庄川で確認されていること、あるいは既に絶滅したのではないかと考えられていたアリアケギバチが、平成10年に支流境川で30年ぶりに確認されたことなどは、この川の懐の深さを感じさせる事実です。

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